BREADEN GRF-TR68 Strange のレビュー

2018.11.19

はじめに

ブリーデン68ストレンジ

メバリング、アジングで愛用していたブリーデンの GRF-TR68 ストレンジのインプレレビューです。

ロッドスペック

ワンピースロッドである

このロッド最大の特徴はワンピースロッドであるという点です。
市場に出回っているメバリング、アジングロッドは殆どがツーピースロッドですが、このロッドは違います。
グリップ部分こそ外れるワン&ハンドルですが、6ft8inch というレングスでのワンピースロッドはアジング・メバリングカテゴリにはほとんど無いと思います。
それほどとんがったキャラクターになっています。

持ち運びにくいというデメリットはありますが、それを補うだけのメリットがあります。

ツーピースではロッドの途中に継ぎ目があるため、その部分の強度を上げるための補強が必要になります。
そのため、重量が上がったり、曲がり方に違いが出たりといったことが起こります。
ワンピースロッドにはそれが無いため、非常に素直な曲がり方と粘りつよさが生まれます。

ガイドが小さい

ストレンジに使用されているガイドは非常小さなガイドが装着されています。
ガイド自体は 9 個と他の 6ft8inch クラスのロッドと比べると少しガイド数が多いように思いますが、これが絶妙な感度を生み出しています。
ガイド数が多いと飛距離が落ちるなどのデメリットがありますが、テンションが抜けた状態でもラインがロッドの近くを通るため、ラインテンションの変化がロッドに伝わりやすくなります。

使用するラインが 2lb 前後と細いラインを使用しているため、このラインテンションの変化を感じられるか感じられないかが釣果にも影響すると言っていいでしょう。
海に行くと多少なり風があり、そんな中で感度の悪いロッドを使っていると何をしているかわからない状態になってしまいます。

乗せかけ調子

一時期流行ったガチガチに固くて細い針金のような高感度ロッドとは違い、ストレンジはしなやかに曲がっることで感度上げるような作りになっています。
ロッドティップが素直に入って行くため、ルアーを咥えてもすぐに吐き出すような状況でも、魚に違和感を与えることなくヒットに持ち込ます。
感覚としてはのべ竿の感覚に近いかもしれません。

ワンピースゆえに繊細でしなやかなティップを持ちながらも、強いバットパワーを持っているため、少々の大物が来ても美しくロッドを曲げながら寄せてくることができます。
上手にやり取りすれば 80cm 近いようなシーバス相手でも、竿を立てドラグを効かせておけば割と楽に体力を奪う事ができます。

ブリーデン68ストレンジ

まとめ

この竿を使って、2lb フロロラインに 1g のジグヘッドを組み合わせれば、小物から中型の魚までかなり楽しく釣りができます。

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