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シマノ15カルカッタコンクエスト201HGのインプレ

2019.11.12

安定した飛距離と剛性を求めて

見た目の漢らしさと、大口径スプール、高剛性ボディーに惹かれて、丸形リールを手に入れたのでインプレです。

私の使い方としては、主にシーバスや青物を狙ったライトショアジギングやプラッギングで使用しています。

まずはスペックから

項目数値
ギア比6.2
最大ドラグ力5.0kg
自重265g
スプール寸法40mm/22mm
ナイロン糸巻量12lb-180m,14lb-150m,16lb-130m,20lb-100m
最大巻上長78
ハンドル長42mm
ベアリング数12+1 ローラー
本体価格56,700 円

34mm の一般的なロープロファイルリールと比べると、次の部分が気になるところです。

40mm 大口径スプールの恩恵

丸型リールを選ぶ理由の 1 つとして、ロープロファイルよりも大きいサイズのスプールが入っている点ではないでしょうか。

カルカッタコンクエスト 201HG はハイギア扱いですが、ギア比自体は 6.2 と 34mm スプールの機種ではノーマルギアと同じくらいのギア比です。

ハンドル 1 回転で 78cm 巻き取れますが、トルク、巻心地はノーマルギア並みになめらかです。

ハンドル長が 42mm とやや短めですが、このギア比とスプールサイズのおかげで巻き心地が重たいということもなくヌルヌルした素晴らしいフィーリングです。

スプール径が大きいので、スプールの重量が気になるところですが、カルカッタコンクエスト 201HG のスプール重量は 14.7g です。
※ ブレーキユニット無しの重量。

参考までに、34mm スプールの 18 バンタム MGL 純正スプールが 12.3g です。
※ ブレーキユニット無しの重量。

カルカッタコンクエスト 201HG のほうが 2.4g 重たいですが、10g 程度のミノーでは必要十分な飛距離を飛ばせるので比較的バーサタイルに使っていけます。

アベイルのマイクロキャストスプールにすれば、10.9g に軽量化できますが、売っているのを見かけないのが残念です。

高剛性ボディーの恩恵

ボディーの剛性はロープロファイルの比ではありません。

それを特に感じられるのは負荷をかけて巻いているときです。

負荷をかけずに巻き心地の良いリールはたくさんありますが、魚を寄せてくるときでも負荷をかけてない状態と同じように巻上げられるのは高い剛性のおかげです。

ロープロファイルリールでは魚を寄せてくるときに、どうしてもボディーに僅かな歪みが出て巻上げがぎこちなくなってしまいポンピングを使いたくなりますが、カルカッタコンクエストでは竿を立てたまま一定スピードでグイグイ巻いてこれます。

ポンピングでは竿を寝かせる、起こすの繰り返しなので、寝かした瞬間にラインテンションが抜けて魚がバレるなんてこともあります。

竿の角度を維持してリトリーブで魚を寄せてくれば、急にテンションを抜いてしまうことが無いので、魚の体力を早く奪えるし急なツッコミにも対応しやすいというメリットがあります。

ブレーキシステムは第 2 世代の SVS インフィニティ

15 カルカッタコンクエスト 201HG のブレーキシステムは第 2 世代の SVS インフィニティです。

このシステムの特徴は、第 1 世代よりも 2 個ブレーキシューが少なくなっている点です。

ブレーキシューが少ない分、細かい設定はできませんが、おそらく 6 個のブレーキシューで細かく設定を変更するシーンが少なかったのではないでしょうかと予測。

実際ブレーキシュー 2 個+外部ダイヤルの調整で 10g ~ 40g くらいのシーバスゲームで使うルアーは快適に使えます。

1oz 以上のメタルジグをキャストしているとノーマルのブレーキシューでは内部 1、外部 min にしても効きすぎている感があります。

さらに飛距離を伸ばしたい人は、14 スコーピオンのブレーキシューにすると更に飛距離が伸びます。

それでもまだブレーキを下げたいエキスパートの人は、15 アルデバランのブレーキシューを装着してください。

第 2 世代の SVS インフィニティはブレーキシューを釣具屋さんなどで取り寄せてもらって、自分で交換できます。

第 3 世代の SVS インフィニティはブレーキシューを交換したい場合はメーカーに送らないとできないです。

14 スコーピオン 200、15 アルデバラン 50 のブレーキシューを注文したので、届いたらインプレ記事を追加します。

まとめ

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