エギングロッドの選び方!長さ、パワー、重さについて

2018.5.23

エギングで使用するロッドの選び方について書いてみたいと思います。

長さの選び方は?

王道は、8 フィート 6 インチ。

と、言われていますが、ロッドの長さを選ぶときのポイントは、

まずは、自分が行く釣り場をイメージしてみるといいと思います。

足場が高い、足元に障害物が多い、などの条件でエギングをするのであれば、イカの取り込みやすさや、障害物のかわしやすさを考えて、長い目のロッドにした方が、快適に釣りができるでしょう。

足場がそんなに高くない、障害物もそれほどない、という条件であれば、短い方が快適に釣りができるという事になります。

長さだけを考えると、釣り場の条件に合わせればいいということになります。

とはいえ、ロッドを操作するのは人間です。

あまりにも長い竿を振り回すのは疲れます。

どんなに、技術が進歩して竿自体が軽量になったとはいえ、短い方が楽にしゃくれるのは当たり前です。

出来るだけ快適に長い時間、エギングを楽しみたいのであれば、条件が許す限り短めのロッドにしておくのが良いです。

ほかのルアーゲームにおいてもショートロッド派とロングロッド派がいますが、まず最初の一本と考えると、出来るだけ短いロッドにしておくのがおすすめです。

私が考える王道は 8 フィート 3 インチ。

飛距離について考えると、

ということになりますが、8 フィート 6 インチと 8 フィート 3 インチの僅か 3 インチ程度の長さではほとんど飛距離は変わりません。

ところが、8 フィート 6 インチと 8 フィート 3 インチをしゃくった時の印象はずいぶん変わってきます。

短い分、グリップから先の重量が軽くなり、また、空気抵抗も減るので、少ない力で、餌木を軽快に操作でき、命を吹き込めるのです。

エギングはロッドワークが命です。

アクションのさせ方次第で、釣果が変わって来るので、はじめの一本は短めのロッドにしてみてはいかがでしょうか。

8 フィート 3 インチが疲れにくくてバランスが良い

パワーの選び方は?

ロッドの長さが決まれば、パワーです。

ライト、ミディアムライト、ミディアム、ミディアムヘビーと、大体どのメーカーのラインナップにも、この 4 種類はあるのではないでしょうか。

一般的に言われている選び方としては、

ターゲットとなるイカは春が親イカで体が一番大きくになり、秋は新しく生まれた新子と呼ばれるコロッケサイズのイカになります。

アオリイカは 1 年で寿命を迎えますので、春が一番大きく、秋は新しく生まれた子供になります。

なので、秋に大物が釣れることはほとんどないということになります。

シーバスでもチヌでも、大物がいるポイントでは強いロッドを、小物が多いポイントでは弱めのロッドを選ぶように、ポイントによってロッドのパワーを選びますが、エギングはシーズンでロッドを選びます。

では実際に最初の一本何を選ぶか。

ですが、私がおすすめしたいのは、ML です。

なぜ、ML かというと、

というポイント。

ロッドのパワーを上げていくと、当たり前ですがロッドが太くなり、重たくなります。

M と ML であれば、その差はわずかかもしれませんが、このわずかな差が、釣行の快適さにつながります。

ロッドが柔らかいということは、イカの動きにドラグだけではなくロッドがうまく追従して力をいなしてくれる事にもなり、身切れやバラしの軽減になります。

ロッドはできるだけ柔らかいほど、バラしにくい。というのが、私の魚釣り全般における認識です。

最後に、飛距離ですが、キャストのとき、毎回フルキャスしていると、とても疲れます。

適度に曲がってくれる竿なら、竿が勝手に曲がって、餌木を弾き飛ばしてくれますので、中近距離のキャストが軽い力で、何なら、片手でキャストできるようになりますので、手返しよく狙っていくことができます。

案外、春も ML で問題ない

重さの選び方は?

ロッド重量ですが、軽いほどいいです。

特にこれと言って、適切な重さがあるわけではなく、軽ければ軽いほどいいです。

長さ、パワーが同じで、どのメーカーのロッドにしようか迷ったら、軽い方にしておけば間違いないです。

最近では、エギングロッドの軽量化がどんどん進んで、100g を切るようなロッドも販売されています。

ロッドによっては 80g 台のロッドも有ったりします。

80g 台というと、ちょっと強めのメバリングロッドやアジングロッド並みの重量です。

お金をかけられるなら、80g 台の超軽量ロッドを買ってみるのもいいと思います。

各メーカーのサイトを見てみると、高いけど重たいロッド、フラグシップよりミドルクラスのロッドの方が軽い物があります。

おそらく、超軽量ミドルクラスロッドよりも耐久性を上げているために、重量が少し重たくなっているのではないかと思います。

とにかく軽いものを選ぶ