エクセルで文字列の先頭や末尾から文字を切り出す方法

2018.11.1

はじめに

エクセルで文字列から先頭 n 文字、末尾 n 文字、文字数を指定して文字を切り出す方法を紹介します。
電話番号や郵便番号の先頭 n 文字だけ切り出したいシーンでも使えるテクニックです。

エクセルで文字列から文字列を切り出すためには、LEFTRIGHTMID関数を使います。

文字列の左から n 文字切り出す

LEFT 関数の使い方です。

LEFT(文字列, 文字数)

LEFT 関数のサンプルです。

=LEFT("あいうえお",1)

結果は「あ」になります。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=LEFT(A1,1)

文字列の右から n 文字切り出す

RIGHT 関数の使い方です。

RIGHT(文字列, 文字数)

RIGHT 関数のサンプルです。

=RIGHT("あいうえお",1)

結果は「お」になります。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=RIGHT(A1,1)

文字列の指定位置から文字切り出す

MID 関数の使い方です。

MID(文字列, 開始位置, 文字数)

MID 関数のサンプルです。

=MID("あいうえお",2,1)

結果は「い」になります。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=MID(A1,1)

応用:文字列の指定位置から末尾まで切り出す

LEN 関数と組み合わせることで末尾までを実現できます。

LEN 関数は指定した文字列の文字数を取得する関数です。

LEN(文字列)

LEN 関数のサンプルです。

=LEN("あいうえお")

結果は「5」になります。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=LEN(A1,1)

LEN 関数を理解したところで、実際に組み合わせて見たいと思います。

「あいうえお」という文字列から先頭 1 文字を除いた文字列を切り出します。

=RIGHT("あいうえお",LEN("あいうえお")-1)

結果は「いうえお」になります。

=RIGHT("0123456789",LEN("0123456789")-1)

この場合は、「123456789」が切り出されます。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=RIGHT(A1,LEN(A1)-1)

MID 関数を使っても同じことができます。

=MID("0123456789",2,LEN("0123456789"))

同様に、「123456789」が切り出されます。

特定のセルに文字列が入っていう場合は下記のように使用します。

=MID(A1,2,LEN(A1))

LEN 関数を使って全体の文字数を取得すれば先頭 n 文字目以降を切り出せます。

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