NASの選び方

2017.6.6

NAS とは

NAS(Network Attached Storage)は LAN に接続して使用できる外付けハードディスク。

読み方は「ナス」。

USB などで接続して使用できる外付けハードディスクに比べて、単独で動作して、ネットワーク内のほかのパソコンやスマホ、最近ではテレビから使用できる。

簡単に言えば、データの保存に特化し、必要最低限の機能のみを残したパソコン。

NAS の利用シーン

家の中や、オフィスに一台置いておけば、みんなでデータを共有することが可能になる。

主な利用シーンは、撮影した写真データの保存、テレビで録画したデータの保存、音楽データの保存。

オフィスであれば、システムのバックアップデータや作成した資料、受領した資料の置き場所。

ネットワークにさえつながっていれば利用できるため、Wifi でデータをやり取りすることができる。

NAS のメリット

NAS の選び方

ネットで調べると数万円から購入できるものから、数十万円、中には百万円くらいするものがある。

大きく分けると、個人用と法人用があり、法人用は個人用に比べて、保存するデータの重要性や同時に利用する人数が多いため、より信頼性の高い仕様になっている。

個人用の NAS を選ぶポイント

個人用とは言え、大切なデータを保存するため、出来ればハードディスクは 2 台以上搭載していて、ミラーリング(RAID0)の機能がある NAS を選びたい。

法人用の NAS を選ぶポイント

法人用は、個人用のポイントに加えて、速度、信頼性の高いものを選びたい。

できるだけ安く信頼性を高めたい

個人用、法人用、数多くの NAS があるが、特に法人用の製品は非常に高価。

コストを抑えて信頼性を高める方法として、安い NAS を 2 台購入して、片方をバックアップに回す方法がある。

この方法であれば、ディスクの冗長化に加えて筐体も冗長化できるため、1 台の HDD が故障してリビルドを行うことになっても、リビルド中にバックアップ側の NAS をメインにしておくことで、リビルド中の故障リスクとパフォーマンス低下を回避することができる。

また、うまく仕組みを作ることができれば、2 台の NAS は型番はもちろんメーカーをそろえる必要がないため、いざ故障した時に、同じ型番が手に入らないといった問題も関係ない。

1 台の NAS ではどうしても、HDD の型番を合わせないといけなかったり、NAS 本体が壊れたときに、同じ型番の NAS を用意しないといけなかったりするため、この方法は案外、良い方法だと思う。